2月16日、米株式市場は最近の相場急落の半分以上を取り戻し、トレーダーの間では警戒感が急速に薄れている。しかし異例の「べたなぎ相場」が続いた昨年の再現は見込めず、投資家は頻繁な相場変動に慣れる必要がありそうだ。NY証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[16日 ロイター] - 米株式市場は最近の相場急落の半分以上を取り戻し、トレーダーの間では警戒感が急速に薄れている。しかし異例の「べたなぎ相場」が続いた昨年の再現は見込めず、投資家は頻繁な相場変動に慣れる必要がありそうだ。

 株式相場のボラティリティ(変動率)の動きを示すVIX指数は昨年の平均が11と歴史的な低さだったが、今年2月6日に50.30と2年半ぶりの水準に上昇。その後17.6に下がったものの、昨年11月に付けた過去最低の8.56を大幅に上回ったままだ。

 チャールズ・シュワブのランディ・フレデリック副社長(トレーディング・デリバティブ担当)は「不安感は大幅に後退したとはいえ、相場が調整前の安心し切った状態に戻ったわけではない」と指摘。VIXは先物から判断して今後2、3ヵ月のうちに15程度まで低下しそうだが、すぐにでも再び10に下がる兆しはないという。

 MKMパートナーズのデリバティブストラテジスト、ジム・ストラッガー氏も「今回の相場急落は高ボラティリティ時代の前触れだ」と話す。

 ストラテジストによると、ボラティリティが上がれば、株式相場が1%動いたこの2週間が当たり前の状態になるという。

 チャールズ・シュワブのフレデリック氏によると、S&P総合500種指数が2744の場合、VIXが15ならば1日当たりの同指数の変動幅は21.54ポイント、変動率は0.8%に相当する。