2月14日、起業家ほどの名誉もなく、開発者ほどギークシック(おしゃれオタク風)でないかもしれないが、テクノロジー業界でいま最も熱い注目を浴びている職種は、データ保護責任者だ。写真は2016年12月、パリ近郊の企業データセンターで撮影(2018年 ロイター/Benoit Tessier)

[サンフランシスコ 14日 ロイター] - 起業家ほどの名誉もなく、開発者ほどギークシック(おしゃれオタク風)でないかもしれないが、テクノロジー業界でいま最も熱い注目を浴びている職種は、データ保護責任者だ。

 ジェン・ブラウンさん(46)が情報プライバシー保護の認定資格を最初に取得した2006年当時には、顧客データ管理について法的、倫理的な問題を扱う有資格者を求人する企業は多くなかった。

 だが2018年現在、欧州連合(EU)の個人データ保護規制が、インターネット誕生以来最も大きな変化を迎える中で、その遵守に向けて世界中の企業が大急ぎで取り組みを進めている。

 そして、ブラウンさんの受信ボックスは、リクルーターからのメールで溢れかえった。

「まだ誰もデータ保護に関心を持っていなかった時期にこの世界に入り、仕事を見つけるのが大変だった」と、米サンフランシスコ近郊の新興企業スモー・ロジックでデータ保護責任者(DPO)を務めるブラウンさんは語る。

「突然、皆が大注目するようになった」と彼女は言う。

 今年5月のEU「一般データ保護規則(GDPR)」施行を控え、世界のテクノロジー業界ではすでに、ブラウンさんのような数限られた専門的人材の奪い合いが起きている。