2月23日、米国の長期金利が今月急上昇したことで、住宅ローン金利の上昇や投資資産の値下がりを通じ消費者にも影響が広がっている。写真は2017年5月、カリフォルニア州カールスバッドで建設中のアパート(2018年 ロイター/Mike Blake)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国の長期金利が今月急上昇したことで、住宅ローン金利の上昇や投資資産の値下がりを通じ消費者にも影響が広がっている。

 銀行その他の貸付機関は、長期金利(長期国債利回り)の上昇で自身の借り入れコストが上がった分を、住宅ローン金利に転嫁している。

 また多くの個人投資家は、直接、あるいは確定拠出年金(401k)などで間接的に保有するミューチュアルファンドを通じ、長期金利と反対方向に動く債券価格の下落に見舞われている。

 もっとも、米景気の基調は強く賃金上昇の兆しも見られるため、消費者は引き続き心強いはずだと専門家は指摘する。

 長期金利の指標である10年物米国債利回りは19日の週に一時2.96%近くと、昨年末比で0.46%ポイント上昇し、4年ぶりの高水準に達した。週末にかけてやや下がったが、天井を打ったかどうかは定かでない。

 長期金利上昇の背景には、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ見通しに加え、減税や支出拡大に伴う財政赤字拡大への懸念がある。