2月7日、イスラエルのダイヤモンド取引所は、現金と密室での合意に支配されていたダイヤモンド市場に新たな息吹をもたらすべく、仮想通貨の導入を進めている。写真はテルアビブで2013年撮影(2018年 ロイター/Nir Elias)

[ラマトガン(イスラエル) 7日 ロイター] - イスラエルのダイヤモンド取引所は、現金と密室での合意に支配されていたダイヤモンド市場に新たな息吹をもたらすべく、仮想通貨の導入を進めている。

 だがその手始めとして、伝統的に保守的な市場参加者に、このテクノロジーが役に立つことを納得してもらわなければならない。

 ダイヤモンド取引で世界最大級の中心地でもあるこの取引所は、仮想通貨導入により、取引効率が向上し、透明性が改善されると期待する。

 現行のダイヤモンド取引は、「双方の合意と最小限の記録に基づき、匿名で行われることが多い」とイスラエル司法省は最近の報告書で指摘。こうした不透明さのため、米連邦捜査局(FBI)とユーロポール(欧州刑事警察機構)は、同取引所が資金洗浄や犯罪資金の調達に利用されているのではないかと目を光らせるようになった。

 原石と研磨済みダイヤモンドの利ざやが小さいため、研磨業者が資金確保することは難しく、銀行は融資縮小か、完全に撤退している。

 仮想通貨プログラムの賛同者は、仮想通貨の導入によってこうした問題に対処しやすくなる、と考えている。