ヤラ・ヴァレーのシャルドネにはふくよかさが。ミネラリーなスタイルに変化しつつあるという

 ヤラ・ヴァレーの試飲はシャルドネからスタートしたが、モーニングトン・ペニンシュラのそれと比較すると、よりふくよかさの感じられるものが多かった。

 ブドウがよく熟すので、糖分を食い切るとアルコールが高くなり過ぎる。それでアルコールを抑える代わりに、糖分を少し残すのだと語るワインメーカーがいた。

 一方、「ヤラ・ヴァレーのシャルドネはミネラリーなスタイルに変化している」と主張する造り手もおり、事実、彼の造った「グリーンストーン」のシャルドネはきりっとタイトなスタイルで、アルコールも12.5度とリーズナブル。残糖も0.1グラムしかない。

フリンティなミネラル感に驚いた、13年のセクストン・ヴィンヤード・シャルドネ

 さらに驚かされたのは、その翌日に味わった「ジャイアント・ステップス」のセクストン・ヴィンヤード・シャルドネ。これはじつにピュアでタイトで、フリンティなニュアンスまで感じられる逸品であった。

 ピノ・ノワールは果実味が前面に出ているタイプもあれば、肉付きがほどよく抑えられたエレガントなスタイルのもの、アーシーなテイストのものなどあり一様ではない。

 土壌は北部のローム層と、南部の赤い火山性土壌とに大きく分かれるそうだが、それが影響してるのか、はたまた樹齢の関係か。ピノ・ノワールの平均樹齢はモーニングトン・ペニンシュラよりも全般的に高いという。