ブドウの収穫地と、そこから生まれるワインとの因果関係について話を聞く

 その後は「セント・ハレット・ワイナリー」で、各ワインのブドウの供給地をマップ上に示しながらの試飲。

 2008年に「バロッサ・グランド・プロジェクト」と銘打ち、土壌構成によるシラーズの風味の違いの研究が行われた。この研究ではバロッサ・ヴァレーを3つのゾーンに分け、シラーズの特徴を定義している。南部は「香り高く、エレガントでスムース」、中部は「ソフトでおおらか」、北部は「凝縮して豊満」であるという。

生まれ年のポートタイプワインを試飲する

「セペルツフィールド」に行くと、自分の生まれ年のポートタイプワインを試飲させてくれるという。 

 今回のツアー仲間は皆30歳そこそこの若者ばかり。筆者の樽だけはるか遠くにあったが、50年熟成のワインは糖蜜のように甘美であった。

ヘンチキのマウント・エーデルストーン・シラーズのブドウ樹は、1912年に植えたもの

 その夜はさらに「ケーズラー」のオールド・バスタードや「ヘンチキ」のマウント・エーデルストーンを堪能。こうしたマッチョなバロッサ・シラーズも、残っていてくれなくては困るのである。

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