3月9日、米株式市場は強気相場が9年を迎え、過去2番目の長さとなった。写真は2017年1月、ニューヨーク証券取引所前(2018年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米株式市場は9日で強気相場が9年を迎え、過去2番目の長さとなった。最近はインフレへの警戒感から10%の調整を経験するなどボラティリティが高まっており前途は多難だ。それでも世界経済が成長を維持して企業業績が好調なため、強気相場は過去最長記録を更新できる態勢にある。

 S&P総合500種株価指数は米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和を追い風に、2009年3月9日に付けた安値の676.53から305%近く上昇。20%以上の調整に一度も見舞われることなく丸9年を迎えた。ハイテクバブル期の1990年10月─2000年3月に記録した「最長不倒」まであと6ヵ月に迫っている。

 ダウ工業株30種平均とS&P500種は2月8日に大幅な下落に見舞われた後、調整前の水準に戻っていないが、ナスダック総合指数はハイテク株主導で14%近く上昇し、9日に過去最高値を更新した。

 世界金融危機後の金融緩和を受けて世界経済は同時成長の局面を迎えており、相場は強気を維持する見通しだ。トランプ米政権の大型減税で企業業績も改善が見込まれている。

 B・ライリー・FBRのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「ただ長く続いたからという理由で強気相場が終わることはない。終止符を打つのは景気後退や成長鈍化だ。今年の企業業績見通しは週間ベースで見通しが上向いている」と指摘した。