3月13日、トランプ氏(右)によるティラーソン国務長官(左)更迭は、同氏が好ましいと考える政策を、当初自ら選んだアドバイザーがなかなか実行しない点に、いら立ちを強めていることを示す新たな証拠だ、と複数の側近は話す。ワシントンで昨年12月撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領が就任して間もなく1年2ヵ月になるが、この間ホワイトハウスは常に混乱のるつぼにあった。そして忠誠心を持つ人物が起用され、反対者は去り、トランプ氏自身は通商問題から対北朝鮮外交に至るまで、直観のおもむくままにこれまでになく迅速な決断を下している。

 トランプ氏による13日のティラーソン国務長官更迭は、同氏が好ましいと考える政策を、当初自ら選んだアドバイザーがなかなか実行しない点に、いら立ちを強めていることを示す新たな証拠だ、と複数の側近は話す。

 側近らの見立てでは、トランプ氏は引き続き政権中枢内で意見がぶつかり合うこと自体は歓迎するが、いったん決定を下した後は速やかに遂行してほしいと望むという。

 トランプ氏の下でホワイトハウスのストラテジストを以前務めたアンドルー・スラビアン氏は「現在まで、ホワイトハウス内には健全なイデオロギー上の多様性が存在していると思う。しかし変わったのは、トランプ氏がもはや、部下たちがのろのろ仕事をしたり、自身が打ち出した政策の進行を妨害するのを、許さなくなっている点だ」と述べた。

 ホワイトハウスの政策判断事情に詳しいかつてのトランプ氏の選挙陣営幹部も、トランプ氏は「活発な内部の論戦」が行われるのと同時に、最終決定に誰もが足並みをそろえることを期待していると説明する。