25%の人が町には戻らないと回答
元からあった教育格差が地元離れに拍車をかける

 昨年秋、双葉8町村の被災者にアンケートをとった。いまの時点で、4分の1の人がもう地元には戻らないと答えている。注目すべきは、他の住民が帰ったら私も帰ると答えている人が多いということ。今のところ、「安全=安心」ではないということだ。国が安心だと言っても住民は信じていない。むしろ、安全だと国が言えば言うほど、疑いの目でみるようになってしまっている。原因の一つは放射線量の基準がコロコロ変わったということがあるのだろう。もう、行政と住民の間に信頼関係はない。

アンケートについて:福島大学災害復興研究所実施「双葉地方の住民を対象にした災害復興実態調査」。対象は双葉8町村(浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、葛尾村、川内村)に居住していた現被災避難者。調査方法は郵送で、全発送数28184。有効回答数世帯票13576、若者票5049。世帯票全体回収率48.2%。調査時期2011年9月から10月。