3月23日、米銀行の短期資金調達コストが最近、急激に上昇しており、投資家は、国際市場全体により広範な影響を及ぼすのかどうか注視している。写真はワシントンの米議会議事堂近くの像。1月撮影(2018年 ロイター/Joshua Roberts)

[ロンドン 23日 ロイター] - 米銀行の短期資金調達コストが最近、急激に上昇しており、投資家は、国際市場全体により広範な影響を及ぼすのかどうか注視している。

 期間3ヵ月のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は急ピッチで上昇し、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)に対するプレミアムは、23日には58ベーシスポイント(bp)に達し、2009年5月以来となる高い水準を記録した。

 アナリストは、米国債の発行増加やリパトリが背景との見方を示しており、これまでのところは他の市場への影響は限定的となっている。

 スプレッドは、2008年および2011─12年のドル調達危機の先行指標だった。よって、中央銀行が危機時に導入した緩和政策の手じまいに相次いで動く中で、今回のスプレッド拡大も市場全体にかなりの影響の波及をもたらすのではないかと一部のアナリストは考えている。

 投資家は、米銀の短期資金調達コストの急上昇が再び、世界的なドル調達危機につながるのかどうか、以下の5点に注目している。

 1)ドル以外の通貨の調達コスト

 ドルのLIBOR/OISスプレッドが急激にワイド化する半面、ユーロや円、ポンドなど他通貨では、スプレッドの拡大はみられない。