ヤンガラ・エステイトのルーサンヌ。ローヌ系の白品種は育てやすそう(写真左)。すでに金メダルを獲得しているコリオールのフィアーノ。グレコにも挑戦して欲しい(写真右)

「ウィラ・ウィラ・ヴィンヤーズ」のジ・アブスコンダー・グルナッシュは、1918年植樹のほぼ100年選手。しなやかなでタンニンは丸く、豊かな果実味の中にフレッシュな酸も備わっている。

 もうひとつは「ヤンガラ・エステイト」のオールド・ヴァイン・グルナッシュ。こちらは1946年の植樹だから樹齢は約70年。ブラックチェリーにオリーヴのフレーバー。緻密な構成のボディでふくよかな味わいだった。

 どちらも将来性の高さを確信させてくれるワインだが、グルナッシュは一時期減反対象になっていたこともあり、これから改めて増やすのも大変という。

ヒザー&ヨンのアリアニコは、タウラージほどパワフルではなくソフトな味わい(写真左)。ウィラ・ウィラ・ヴィンヤーズのジ・アブスコンダー・グルナッシュは樹齢100年近い古木から(写真右)

 そこでマクラーレン・ヴェイルが第二の矢として放つのがオルタナティヴ品種、つまりお馴染みの品種とは異なる少し珍しい品種である。もちろん、珍しければなんでもよいわけではなく、マクラーレン・ヴェイルの土地に合いそうなブドウ品種の選択が鍵を握る。

 となれば、イタリアやフランスの地中海系品種は当然の帰結。赤ならネロ・ダーヴォラにアリアニコ、白ならフィアーノにヴェルメンティーノ、あるいはクレーレットやルーサンヌといった品種名が挙がる。

 70年代にはすでにこれらの品種の苗もオーストラリアに入っており、入手に困ることはないらしい。「コリオール」のフィアーノは、マクラーレン・ヴェイルとシドニーのワインショーですでに金メダルを獲得したという。