マクラーレン・ヴェイルのブドウ畑

 20年前、6対4だったマクラーレン・ヴェイルの赤白比は、現在、9対1と赤の圧倒的優位。当時の白はシャルドネ一色で、それが飽きられた結果と考えられる。フィアーノやヴェルメンティーノなどこの土地に適した白品種が増えていけば、現在の赤白比率にも変化が起こるのではなかろうか。

 しかしながら、やれグルナッシュだオルタナティヴだと言っても、マクラーレン・ヴェイルのブドウ畑のほぼ半分を占めているのは今でもシラーズ。そこでマクラーレン・ヴェイルが第3の矢として用意したのが詳細な土壌マップである。これにより、テロワールとワインの関係を明確にしようというわけだ。

土壌ごとにワインの特徴が見えてきたマクラーレン・ヴェイルのシラーズ

 同じ試みはバロッサでもしていたが、あちらよりも土壌が複雑で地質フェチにはたまらなさそう。ンガリンガ層の砂質土壌から造られたシラーズはまろやかでしなやか、タプリーヒル層の石灰の混じったシルトストーン土壌のシラーズは骨格しっかりなど、特徴は徐々にわかってきている。 

 冒頭で印象が薄いと書いてしまったが、10年後にはバロッサよりもメジャーな存在になっていることを期待したい。

コンテンツ提供

WINE-WHAT!?
WINE WHAT online:https://www.wine-what.jp/