3月30日、日本の介護現場には現在、最先端のロボットが続々と登場し、様々な介護ニーズに応えている。写真はソニーの犬型ロボット「アイボ」。2月に東京で撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 30日 ロイター] - 日本の介護現場には現在、最先端のロボットが続々と登場し、様々な介護ニーズに応えている。高齢化の進む日本では、介護人材の不足もあり、いずれ数千億円規模の介護ロボット市場が誕生すると予想されている。

 しかし、価格や扱いやすさの面でまだ高いハードルがあり、ロボットの本格的な普及は期待通りに進んでいない。

ロボット介護の最先端現場、高齢者も受け入れ

 都内中央区にある特別養護老人ホーム「新とみ」では、介護ロボットが大活躍中だ。高齢女性の入居者がアザラシ型ロボット「パロ」をなでると、頭を向けて本物のアザラシの鳴き声で反応する。人型ロボット「ペッパー」は体操の時間をリードするインストラクターだ。歩行支援ロボット「Tree」は障害のあるお年寄りに寄り添いながら「右、左、よくできましたね」と優しい女性の声で足の動きを誘導する。

 ここでは20種類におよぶ様々な介護をロボットの力を利用して行っている。日本が直面する高齢者人口の急増と介護者の不足という課題解決に向けて介護ロボットを導入する最先端の現場ともいえる。

 ロボットによる高齢者の介護は、欧米では抵抗感があり、あくまで介護は人の手で、という考え方が根強い。ただ、日本では以前から人気アニメなどで描かれることも多く、受け入れられやすいのではないかとみられている。