『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』の著者、御坊さん

  しかし、レズっ娘クラブは今年で11年目を迎える。オープン当初は客からの電話がほとんどなかったというが、今では常連客も多い“老舗”になりつつある。息の長いレズ風俗店として成長するまでに、どんな苦労や工夫があったのだろうか。

 風俗店の集客で難しいのは、一般的な広告媒体には掲載してもらえないこと。レズっ娘クラブも、広告・広報に関しては苦労していたそうだ。

「広告は、女性誌やレディコミ(性描写のある女性向け漫画雑誌)に出稿したことがあります。でも、効果は感じられませんでした。それよりも効果があったと感じたのは、インターネットのSEO対策。僕はもともと起業前にホームページ制作の仕事をしていたので、レズっ娘クラブのSEO対策も創業時からずっと自分でおこなっています」(御坊さん)

 コミックエッセイを描いた永田さんが「レズビアン風俗ってあるのかな」と検索したときに一番上に表示されたのが同店だった。コミックエッセイでは、永田さんが「レズビアン」「風俗」という単語で検索をしたことが描かれている。御坊さんが長年コツコツとおこなってきたSEO対策の賜物とも言える。

「レズ風俗に行ってくる」
男性パートナーに宣言する利用者も

 意外にも、レズ風俗の利用者は同性愛者(レズビアン)の女性だけではないそうだ。

 御坊さんの著書の中には、利用者の内訳について下記のようなアンケート結果が載っている。

<レズビアン 約16%
 バイセクシャル 約79%
 わからない 約1%
 無回答 約4%>(p.19)

 しかし、御坊さんはアンケート結果には表れていないセクシャリティの女性についても言及する。

<一方で、アンケート結果には表れていませんが、好きになるのもセックスするのも異性、つまりは男性であるという異性愛者、ヘテロセクシャルの女性にも少なからずご利用いただいています。
 ビアン&バイの女性たちのあいだで、「ストレート」「ノンケ」と言われる存在です。>(p.20)