キャストによっては、抱えている顧客の6割以上が異性愛者の女性ということもある。異性愛者の女性利用者には、夫や彼氏など男性のパートナーを持つ人も多い。中には、パートナーに「レズ風俗に行ってくる」と伝えて利用する人もいるという。男性が男性向け風俗店を利用するときとの、大きな違いの1つだ。

「お客様に男性のパートナーがいることを、後からアンケートで知ることが多いです。利用してみて『自分はレズビアンでもバイセクシャルでもないと思う。けど、女性とプレイすることも何もおかしいことじゃないんだと感じた』と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。もちろん、レズ風俗を利用して『やっぱり男性とのプレイが好きだな』と感じる方もいらっしゃると思います。でも、それも実際にレズ風俗を利用して比較してみないとわからないことですからね」(御坊さん)

 レズっ娘クラブは、創業時は同性愛者(レズビアン)のみがターゲットになるだろうと考えていた。既婚者などパートナーがいる女性にもニーズがあることには、店を運営していく中で徐々に気づいていった。そして、御坊さんは店のサイトに「18歳以上の戸籍が女性の方ならどなたでもご利用可能です」と記載することにしたそうだ。

「全ての女性にウエルカムだよ、ということは言い続けていきたいと思っています。加えて、利用者の年齢やセクシャリティについてアンケート結果を出すことも大切。それを見て『私とバックグラウンドが似ている人が利用してるんだ』『私も行っていいんだ』と思ってもらいたいです。どんな目的であっても、レズっ娘クラブを必要としてくださる女性全員に来ていただきたい」(御坊さん)

なぜ女性はレズ風俗を選ぶのか
リスク回避と精神的充足

 セクシャリティを問わず女性たちに利用されているレズ風俗。中でも、異性愛者やバイセクシャルの女性たちは、なぜ男性からサービスを受けられる風俗店ではなく、レズ風俗を選択するのだろうか。その理由の1つには、男女の腕力の差による危険を避けたいという思いがあるようだ。

 webメディア「messy」に、男性がサービスをしてくれる女性向け風俗店を利用したレポートが掲載されている。

<そうしてのっけから「ん?」と思うところがあったのですが、いざサービスが始まると違和感がどんどん増しました。(中略)挿入は法律で禁止されているにもかかわらず、挿入しようとしてきたんです! それも2回も……。>
(messy「挿入NGのはずが…「女性向け性感マッサージ」で体験した恐怖」より)