4月3日、ニューヨーク連銀がダドリー総裁の後任に指名したサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁(写真)は、連邦公開市場委員会(FOMC)の常任メンバーとして連邦準備理事会(FRB)の知見を一層高めてくれると期待される。サンフランシスコで2016年9月撮影(2018年 ロイター/Stephen Lam)

[サンフランシスコ/ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク連銀がダドリー総裁の後任に指名したサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)の常任メンバーとして連邦準備理事会(FRB)の知見を一層高めてくれると期待される。

 ただウィリアムズ氏は今後、ゴールドマン・サックスやJPモルガンといった投資銀行の監督者として、またこれらの銀行との一番の対話相手としての手腕もあると証明しなければならない。もちろん金融政策に関して画期的な研究をしてきたウィリアムズ氏のこと、ダドリー氏が成し遂げたのと同じぐらい効果的な金融界との対話をする努力は惜しまないだろう。

 ダドリー氏と言えば、昨年2月に次のFOMCで利上げする妥当性に「説得力がある」とのメッセージを発し、FRBと市場の金利観を一致させた実績がある。

 そのダドリー氏はかつてゴールドマンでマネジングディレクターやチーフエコノミストを務めていた経歴を持ち、同氏の下でニューヨーク連銀は監督する立場にありながら、投資銀行との距離が近すぎると批判されてきた。一方、ウィリアムズ氏には金融界との縁がなく、それが利点になるかもしれない。

 オレゴン大学のティム・デューイ教授は、ウィリアムズ氏にとってウォール街と「深いつながりがない」のはプラスに働くと指摘し、同氏は賢明なので自分の弱点を分かっていて、欠けている専門知識はニューヨーク連銀の事務方から取り込むと付け加えた。