4月1日、アトランタ市当局幹部は週末もオフィスに籠らなければならない事態に陥った。3月22日に発生したサイバー攻撃でダウンした基幹システムの復旧に取り組むためだ。写真はアトランタの市庁舎ビル。3月31日撮影(2018年 ロイター/Laila Kearney)

[アトランタ 1日 ロイター] - アトランタ市当局幹部は3月31日の土曜日、ずっとオフィスに籠らなければならない事態に陥った。22日発生したサイバー攻撃でダウンした基幹システムの復旧に取り組むためだ。

 この攻撃によって、米国南東部の中心都市アトランタのシステムは大混乱に陥り、一部の市職員は、紙の書類を使ったアナログ作業への回帰を余儀なくされた。イースター(復活祭)とユダヤ教の「過越の祭」を迎えた週末、市職員は週明けからの業務に向けた準備に追われた。

 警察など公務員は、デジタル化された通常業務を再構築しようと、この一週間を費やしていた。米国都市を標的とした事件の中でも最悪の部類に入る「ランサムウェア(身代金要求型ウィルス)」による攻撃に対応するため、市は監査用の表計算データを作り直し、携帯電話に頼って業務を行う羽目になった。

 サイバーエクストーション(恐喝)の実行犯が同市のコンピューターネットワークにデータ暗号化ウィルスによる攻撃を仕掛け、現在も中核システムへのアクセスが阻まれている。市会議員のスタッフ3人が、攻撃後に持ち込まれた旧式の個人所有ノートパソコン1台を、互いに使い回しているという。