4月10日、金融などの分野で革命を起こしてきたブロックチェーン技術は、旅行業界も大きく揺るがす力を秘めている。写真は2013年2月、フランクフルト空港を離陸するルフトハンザ機(2018年 ロイター/Lisi Niesner)

[ベルリン 10日 ロイター] - 金融などの分野で革命を起こしてきたブロックチェーン技術は、旅行業界も大きく揺るがす力を秘めている。大手の航空会社やホテル運営会社などが、エクスペディア・グループやアマデウスなどの仲介業者抜きで事業を展開したり、顧客情報をより適切に入手できる手段が得られるからだ。

 ルフトハンザやシティズンMホテルズといった旅行業界大手は新興企業と組み、大口法人顧客に対してブロックチェーンを使って仲介業者を通さずに団体予約をしてもらえないかという話を持ちかけている。

 ブロックチェーンはデータが一元的に管理されるのではなく分散型台帳として開放されるため、旅行提供会社と顧客を直接結び付ける新たなプラットフォームを構築する機会が提供される。

 ルフトハンザ・グループ・ハブ・エアラインズのディストリビューション部門を率いるザビエル・ラガルデール氏はロイターに「分散化され、設計によって仲介業者を排除できるというブロックチェーンの特徴からは、大きな事業機会が見込まれる」と述べた。

 こうした旅行業界向けブロックチェーンを手掛ける企業の1つがスイスのワインディング・トゥリーだ。同社はルフトハンザやニュージーランド航空、シティズンMホテルズなどの大手と提携し、個人ではなく法人顧客を対象とするプラットフォームを構築している。