住宅ローンおすすめ比較[2018年]
2018年5月8日公開(2018年6月29日更新)
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ザイ・オンライン編集部

仁義なき「住宅ローン金利引き下げ戦争」が勃発!
住信SBIネット銀行が、りそな銀行に対抗して、
緊急引き下げによる「変動金利0.428%」を実現

仁義なき「住宅ローン金利引き下げ戦争」が勃発している。5月8日にネット銀行の住信SBIネット銀行は、異例となる月中での金利引き下げを断行し、9日実行分より変動金利(借り換え)を0.439%から0.428%に引き下げることを明らかにした。これは、りそな銀行が5月1日に変動金利(借り換え)を引き下げ、トップの座を奪われたことに即座に対抗したものだ。住宅ローンの変動金利は昨年以降、急速に金利が下がっており、現在は0.5%を割り込むのが当たり前という史上最低水準になっている。「金利引き下げ戦争」はどこまで加熱するのだろうか。

激戦区は、「借り換え」の変動金利

 住信SBIネット銀行が住宅ローン金利の引き下げを明らかにしたのは、引き下げ前日である5月8日。5月9日実行分より、変動金利(借り換え)について、金利を0.428%に引き下げる。

 変動金利(借り換え)については下図のように、5月1日、りそな銀行に首位の座を奪われていた。住宅ローンの金利変更は通常、月初の月一回だけだが、異例とも言える月中での金利変更で首位の座をわずか8日で奪い返した。

 住宅ローンの変動金利引き下げ競争が激化し始めたのは、昨年くらいから。元々は住信SBIネット銀行が変動金利(借り換え)では独走していたが、待ったをかけたのは都市銀行の「りそな銀行」だった。2017年8月、りそな銀行は変動金利(借り換え)を0.497%から0.440%へと、0.057ポイントも金利を引き下げ、トップの低金利の地位を手にしたのだ。かつて、都市銀行は「変動金利は横並び」にしていたが、近年はリテール業務の強化の中で横並びが崩れ、りそな銀行はネット銀行と金利競争をするまでの低金利を提供し始めている。

 対抗する住信SBIネット銀行は2017年12月、変動金利(借り換え)を0.439%に引き下げてトップの座を奪還している。そして2018年5月、今度は「りそな銀行」が変動金利(借り換え)を0.429%まで引き下げて、トップの座を奪い返し、さらに5月8日には住信SBIネット銀行が、再びトップの座に返り咲いたという経緯だ。

 なお、新規借入の変動金利については、0.457%のまま据え置いた。最も金利が低い銀行は、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、ソニー銀行の3銀行が横並びでトップとなっており、こちらも激しいつばぜり合いを演じている。

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長期固定金利は、むしろ上昇基調

 なぜ、今になって住宅ローンの変動金利がこれだけ下がっているのだろうか。

 住宅ローンの変動金利については、金融市場の短期金利に連動すると言われているが、短期金利はこの数年、ほとんど変動していない。つまり各銀行は、住宅ローンを獲得するために、自ら利幅を下げて積極的に変動金利を引き下げているのだ。

 一方で、住宅ローンの長期固定金利を見ると、上昇基調にある。例えば長期固定金利の代表格であるフラット35の金利を見ると、2016年5月1.08%、2017年5月1.06%、2018年5月は1.15%と上昇している(すべて頭金10%以上、団信なし、借入期間21年以上35年以下)。世界的な金利上昇や、日銀が下がり過ぎた長期金利の若干の見直しに動いたことが背景にある。

 長期固定金利は上昇しているために販売しにくい。そのため、各銀行は変動金利をメーン商品に据えて、金利引き下げ競争を繰り広げている。

史上最低金利だけに、チャンスを活かそう

 史上最低水準と聞いて、「借りたい」「借り替えたい」と考える人もい多いだろう。銀行にとって赤字の商品は、借り手にとっては美味しい商品になる。ただし、住宅ローンで変動金利を借りる場合は、将来の金利上昇を気を付けたほうがいい。

 記事「住宅ローンの変動金利が激戦区に!りそな銀行が0.429%の史上最低金利を発表」でも解説しているが、実は、0.5%を切るような現在の変動金利水準は、「赤字状態」にある。そのため将来、変動金利は引き上げて、コストの回収に走る可能性が高いのだ。銀行業界は金融庁が監督しているので、無茶な金利引き上げはないという見方もあるが、いつまでも赤字を垂れ流しているわけにはいかない。いずれ金利を引き上げるのは間違いないだろう。

 もし、変動金利で住宅ローンを借りるのであれば、金利が上昇した場合でも返済できるということを確認してから借りるのがいいだろう。住宅ローンに詳しい淡河範明さんは記事「変動金利の住宅ローンは、金利が何%まで上昇すると考えれば破綻しないでむのか?」の中で、「変動金利は4%まで上昇すると考えて、毎月返済額がどのくらい増加するのか確認しておくべき」と解説している。現在の変動金利(店頭金利)が、2.475%なので、4%に上昇するということは、上昇幅は「1.525ポイントの上昇」ということになる。

 現在、住宅ローン以外に銀行が収益を得やすい商品はあまりないと言われる。それだけに、当面は、仁義なき金利引き下げ戦争が継続しそうだ。この史上最低金利を有効活用するためにも、金利上昇ケースも想定した借り入れ・借り換えを心掛けたい。

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(費用等除く)
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(税込)
1位 ◆ソニー銀行 <変動セレクト 頭金10%以上 変動金利>
0.585% 0.457% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
外貨預金などで有名なソニーグループの銀行。「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。新規借入で頭金が10%以上あれば、借り換えよりも低い金利が適用される。
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
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1位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
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0.457% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
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1位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
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1位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント
携帯電話のauユーザーが、じぶん銀行が提供する「au住宅ローン」を借りると、毎月500円分キャッシュバック(チャージ)されるという特典が付いている。特典は最大3万円分(5年間)受け取れる。じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の競争力があり、トップクラスの低金利だ。また、がんと診断されると住宅ローン残高が50%になる疾病保障「がん50%保障団信」が無料で付いているので安心感が高い。KDDIがじぶん銀行の代理店となり販売している。
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1位 ◆SBIマネープラザ <店舗相談MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。変動金利は低金利で競争力があり、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯する。SBIマネープラザの支店で相談する、対面用の商品。
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