[17日 ロイター] - 米中央情報局(CIA)のベンチャーキャピタル部門が支援する米ベンチャー企業アレボが、3Dプリンターを使ったカーボンファイバー製フレームの自転車を製造している。

同社によると、こうした自転車は世界初で、この技術を応用して航空機や宇宙船の部品作りにも乗り出したい考えだ。

アレボは17日、旭硝子<5201.T>や住友商事<8053.T>の米州法人から合計1250万ドルを調達。以前にもCIAを後ろ盾とするベンチャーキャピタル、イン─Q─テルなどから資金を調達している。

カーボンファイバーは強度と軽さが魅力だが、部品製造に多くの人手を要し、コストが掛かり過ぎるとして設計者から敬遠されてきた。アレボの技術はほとんど人手を使わず、コストの高いシリコンバレーでさえ300ドルでカーボンファイバー製の自転車フレームを製造することができる。

アレボを率いるジム・ミラー氏は、コストがアジア並みに抑えられているため、生産拠点を海外から米国内に戻せると説明。「航空機の機体から翼まで、望みに応じていくらでも大きな物をプリントできる」と述べた。

ミラー氏はグーグル<GOOGL.O>でデータセンターの増築に携わったり、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>で梱包の迅速化に貢献した経歴を持つ。