ここまで、食べ過ぎてしまう人の典型的な事例を紹介してきましたが、これらには当てはまらない!という方は、ぜひ「どんなときに食べ過ぎてしまうのか」を自己分析してみてください。

「お酒を飲むと、帰り道に急に締めに何か食べたくなって、そこからはラーメンやアイスなどが止まらなくなる」という方もいるかもしれません。そういう方は、お酒を飲んでいるときにはダイエットのことがちらついて、あまり食べないものの、帰る頃には空腹がピークを迎えて、さらに酔っているので歯止めがきかなくなってドカ食いをしている可能性があります。

 こうした場合の対策も人それぞれですが、飲み会中にある程度食べることが有効なときもありますし、そもそもお酒の量を減らすことの重要性を認識して休肝日を作ることに成功する方もいらっしゃいます。

 旅先やイベントごとなど、ときにはイレギュラーな理由で食べ過ぎてしまうこともあります。女性の場合には、生理前になると甘い物が食べたくなることもあるでしょう。

 また、ストレスがあるときには、脳が多くのエネルギーを消費し、その分、糖を欲するために食欲をコントロールしにくくなることもあります。そういうときに、「食べ過ぎる自分、コントロールできない自分はダメだ」と思ってしまうと、かえってストレスを増幅させてしまうものです。

 今回見てきたように、食べ過ぎてしまう人には、それぞれに典型的な行動パターンがあります。だからこそ、普段から食べ過ぎてしまう自分の行動をよく分析して、食べ過ぎない生活をぜひ心がけてみてください。食べ過ぎをやめることで、おのずと仕事のパフォーマンスも上がっていくはずです。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)