イタリアの仮設住宅事情こ、これがイタリアの仮設住宅!?

今回のテーマは、防災に全く興味がない人にも見ていただきたいイタリアの仮設住宅の話です。日本と同様、地震や災害の多いイタリアの仮設住宅の事情はどうなのか、神戸学院大学の宮定章先生の写真提供のもと、アウトドア流防災ガイドのあんどうりす氏がお伝えします。

仮設住宅の耐用年数、日本は2年なのにイタリアは10年の理由たっぷり収納しやすそうな台所(左)、別の角度から撮影した台所(右)

 左側の写真を見てください!!これ!これ!「どこのモデルルーム?」って思いませんか?

 たっぷり収納しやすそうな台所。「うちのより素敵なのでは……?」と思ってしまいます!

 でも、これ仮設住宅なのです。場所は、イタリア。2016年イタリアのアマトリーチェで起こった地震とその後の動きについては次回紹介することにして、まずは、ひき続き洗練された仮設住宅をお楽しみください。台所を別の角度(上記、右側)で見てみましょう。

仮設住宅の耐用年数、日本は2年なのにイタリアは10年の理由家具は作り付け

 ズッキーニと調理台を比較すると大きさがわかりやすいかもしれません。奥行きもしっかりありますよね。そして、右奥にちらっと見える家具も見てください。右奥に焦点をあてるとこちら。

 家具は備え付けです。そして、統一感もあります。最初からしっかり収納できる場所があると、片付けのあせりも軽減するし、統一感のある部屋は、すっきりみえるので、落ち着きそうって思ってしまいます。右奥にみえるソファもあらかじめそなえつけられていて、家賃は無料です。