イニエスタのJ1デビュー日と予測される
湘南ベルマーレ戦の7月22日に注目!

 Jリーグの黎明期には、ビッグネームと呼ばれる外国人選手がピッチを彩った。しかし、その筆頭格だったジーコは現役引退後の約2年間のブランクを経て、鹿島アントラーズの前身である住友金属工業蹴球団で復帰。Jリーグが開幕した1993年を40歳で迎えた。

 翻って今月11日に34歳になったばかりのイニエスタは、創造性あふれるパスセンス、ファンやサポーターから「魔法使い」と形容される高度なボールコントロール技術、数手先のプレーを瞬時に読む高度な洞察力はいまだに衰えることを知らない。

 前述のように誰からも愛される人格者であるがゆえに、FCバルセロナ史上で初めてとなる終身契約を結んでいた。しかし、FCバルセロナの一員として求められるプレーができなくなる前に、という理由で今シーズン限りでの退団を4月下旬に表明していた。

 新天地として希望したのは、バルセロナと対戦することのないヨーロッパ以外のクラブ。資金力で勝る中国スーパーリーグの重慶力帆の名前も報じられたなかで、FCバルセロナとのルートを生かした三木谷氏が交渉を制した。171cm、68kgの小さなスーパースターが25周年を迎えたJリーグでプレーする価値は、Jリーグの川淵三郎・初代チェアマンのツイートが如実に物語っている。

「三木谷さん本当に有難うございます。勿論イニエスタ選手の決断に心から感謝します。Jリーグ25周年!これをきっかけにさらなる発展が期待できるぞ」(原文のまま)

 Jリーグの夏場の選手登録期間は7月20日にオープンになるため、イニエスタのJ1デビューは最速で、ホームのノエビアスタジアム神戸に湘南ベルマーレを迎える7月22日の第17節となる。ただ、実際にはスペイン代表の主軸の一人として臨む4度目のワールドカップとなる、ロシア大会の結果と密接にリンクしてくる。

 国際Aマッチで18戦連続無敗を継続中と、かつての強さを取り戻しつつあるスペイン代表は、優勝候補の一角に挙げられている。決勝戦は日本時間の7月16日未明。ここまで戦えば休息と日本への時差順応、何よりもヴィッセルの選手たちとのコンビネーションを合わせるために、しばしの時間を要することになりそうだ。