男性たちから聞かれた“本音”とは

今年に入り、セクハラのニュースが絶えない。政界や地方自治体の主要人物、海外のハリウッド俳優など、湯水のごとく“容疑”をかけられる人が出ている。では、それを見た一般の男性は、セクハラに対し何を思うのか。ここでは、その“コメントの是非”ではなく、男性たちから聞かれた“本音”を隠さずに紹介したい。(取材・文/有井太郎)

連日セクハラは話題だが…
男性は問題意識を持っているのか

 相次いで報じられるセクハラのニュース。一つひとつを挙げればキリがないほど、次々に問題が発覚している。福田淳一元事務次官に、群馬県みなかみ町長や東京都狛江市長のセクハラ疑惑など。行政をつかさどる人たちの中から、たびたびこの問題が発覚した。

 また、海の向こうでは、モーガン・フリーマンなどのハリウッド俳優が多数セクハラの告発を受けている。今や広く知られることとなった「Me Too」というセクハラや性的暴行の被害を告発するムーブメントは、ハリウッド映画のプロデューサーをセクハラ告発したところから始まった。

 これらのニュースは、すでに知る人が多いだろう。結果、社会全体としてもセクハラをなくしていこうという機運は高まっている(はずだ)。

 では、その動きの中で一般男性たちはセクハラについてどう思っているのだろうか。本当にその機運は男性に生まれているのだろうか。

 ちなみに、セクハラは男性が被害者となることもある。また、女性が加害者となることもある。つまり、決して「セクハラ=男性がするもの」であるわけではない。異性間だけではなく、同性間のセクハラもある。