商業用不動産物件はエネルギー消費量が大きいため、ビルのスマート化に重点を置く動きが広がっている。

 ノルウェーの企業、ディスラプティブ・テクノロジーズ・リサーチなどが製造したセンサーを使えば、ビル内の室温と人の動きの監視で効率性が一段と向上する。

 プリスクリプティブ・データとディスラプティブ・テクノロジーズの両社は、コイン大のワイヤレスセンサーが連邦通信委員会(FCC)から認可を得られれば、米国内で合同で販売する計画だと発表した。このセンサーは数秒で設置でき、すぐデータを転送できる。

 一方、ジョーンズ・ラング・ラサール傘下の投資会社ラサール・インベストメント・マネジメントはここ3─4年、プロプテック企業約190社の動きを追跡している。その中で特に、物件リースのツールを提供する新興企業VTSについて、データをリアルタイムで収集できるようになって待ち時間が解消され、効率性が向上したと評価している。

 新興企業オネスト・ビルディングスは顧客用と社内用の双方のデータを単一のプラットフォームに統合することで企業の資本投入を伴うプロジェクトを支援している。

 ブルックフィールド・プロパティ・パートナーズはオネスト・ビルディングスを採用することで、典型的な資本プロジェクトのコストが6.3%削減され、事務手続きの所要時間を92時間から18時間に8割短縮できたと推計している。

 ブルックフィールドとルーディンの両社はオネスト・ビルディングスに投資している。

(Herbert Lash記者)

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