トランプ米大統領のバッジをつけた支持者6月13日、11月の米中間選挙に向けた予備選挙は、トランプ大統領に盾を突いた候補が次々と苦しい立場に追い込まれる一方、大統領に忠誠を示した候補が優位に立ち、共和党は今や「トランプ党」の様相を呈している。写真は2018年3月、ペンシルバニア州ムーンタウンシップで行われた共和党候補の集会に出席する、トランプ米大統領のバッジをつけた支持者(2018年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 13日 ロイター] - 11月の米中間選挙に向けた予備選挙は、トランプ大統領に盾を突いた候補が次々と苦しい立場に追い込まれる一方、大統領に忠誠を示した候補が優位に立ち、共和党は今や「トランプ党」の様相を呈している。ただ、トランプ支持の共和党候補が本選でも、トランプ氏を強力に批判する民主党候補に勝てるとは限らない。

 12日にサウスカロライナ州で行われた予備選は、トランプ氏を批判してきた共和党現職のマーク・サンフォード下院議員が苦杯をなめた。アラバマ州では先週、女性蔑視の発言を理由に大統領選の際にトランプ氏の支持を取りやめたマーサ・ロビー下院議員が、決選投票に臨まざるを得なくなった。さらにバージニア州の上院予備選では、トランプ支持で反移民を掲げる保守強硬派のコーリー・スチュワート氏が共和党の候補に選ばれ、トランプ氏支持の有無が党候補になれるかどうかを左右する様相が一段と強まった。

 予備選におけるトランプ氏の威光は際立っている。このため通商問題や財政赤字の面でトランプ氏の政策が党是と異なっていようとも、トランプ氏の人選や政策に異を唱えようとする他の共和党議員は考えを改めそうだ。

 共和党ストラテジストのジョン・フィーヘリー氏は「今やトランプ党になっている。トランプ氏を批判すれば、大統領を支持する有権者の怒りを買う」と話す。