注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、新日鉄、シャープなど

4月16日 11時36分
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メガバンク
三菱UFJ<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>のメガバンクは総じて反落。先
週末は、米金融機関の好決算発表を期待した先回り買いもあって、揃って強い動きが
目立っていた。ただ、JPモルガンやウェルズ・ファーゴは、それぞれ市場予想を上回
る決算を発表したものの、株価は軟化する展開となっており、短期資金の失望売りな
ども先行する状況とみられる。本日16日のシティなど、今後も米金融機関の決算発表
が相次ぐため、逆に警戒材料へとつながっていく格好にも。

新日鉄<5401>:208円(前週末比+3円)
買い先行の展開。1-3月期経常損益は70億円前後の黒字になったもようと報じられて
いる。従来予想は41億円の赤字であった。円高修正による鋼材輸出の回復、自動車各
社の生産持ち直しなどが上振れの背景になったもよう。想定以上の粗鋼生産回復を受
けて、新年度の業績コンセンサスの切り上がりにつながる格好にも。

シャープ<6753>:526円(同+12円)
反発。先週末、「IGZO」を使った新型液晶パネルの出荷を開始したと発表、今後の業
績改善につながる可能性などを思惑視、買い戻しの動きが先行しているもよう。新型
パネルは解析度や省エネ性能を大幅に高められ、大口顧客からの引き合いが強いなど
とされている。なお、JPモルガン(JPM)では、今後成長が期待されるモバイル製品
や高精細液晶パネル向けで、韓国や台湾の競合企業に対し有利な展開が見込まれると
指摘。

スタートトゥデイ<3092>:1238円(同-55円)
売り先行で下落率上位。同社は先週末13日に業績予想を下方修正、前通期の営業利益
は従来予想85.6億円から77.0億円に減額修正している。商品取扱高の計画未達、新規
事業の立ち上げによるコスト負担増などが背景に。足元での月次動向から、下振れ懸
念などは強まっていた印象もあるが、野村の格下げなども加わってストレートに嫌気
される展開に。なお、野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、
成長の過渡期入りに伴う収益性の低下を懸念としている。目標株価も従来の1900円か
ら1240円にまで引き下げへ。

津田駒工業<6217>:178円(同-11円)
下げが目立ち下落率上位。同社は先週末に第1四半期決算を発表、12-2月期営業損益
は1.4億円の赤字となり、上半期は2億円の黒字から5億円の赤字に、通期では12億円
の黒字から7億円の黒字に下方修正している。中国市場の減速に伴う繊維機械受注の
減少が下方修正の主因とされている。前11月期は決算末にかけて上方修正していたこ
とから、再度の業績失速に失望感が先行へ。

双葉電子<6986>:1240円(同+56円)
上昇率上位。三菱UFJが同社の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォー
ム」に格上げ、目標株価も1440円から1690円に引き上げていることが好感されてい
る。三菱UFJでは、有機ELを水から保護する液状乾燥剤「OleDry-F」に対する期待感
を反映、妥当PBR水準を0.6倍に引き上げているようだ。なお、営業利益は今期倍増、
来期6割増益を予想しているもよう。

ショーボンド<1414>:2025円(同+53円)
堅調。UBSでは投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2600円としている。今6月期業
績の下振れは織り込み済み、今後は来期以降の業績回復を織り込む展開と判断してい
るようだ。首都高大規模更新計画を契機とした関連株高のなかでは、出遅れ感も強い
との見方。これまで外資系証券のカバレッジは観測されていなかったこともあり、今
後のカバレッジ増加による投資家層の拡大なども思惑視される状況へ。

キャンドゥ<2698>:107000円(同+5700円)
大幅続伸で上昇率上位。先週末に発表した第1四半期の好決算が買い材料視されてい
る。12-2月期営業利益は9.1億円で前年同期比52%増益、上半期計画13.7億円に対す
る進捗率は66%に達しており、上振れ期待などが高まる状況にもつながっているよう
だ。また、立会外取引で自社株買いを実施するとも発表、一株当たりの価値向上など
も好感する状況に。先週末終値で5000株を上限に実施するとしている。

魚喜<2683>:117円(同+13円)
連日の急伸。先週末は前期業績の上方修正が好感材料視されたが、本日は今期の業績
見通しが好感される展開のもよう。今期営業利益は2.0億円で前期比2.7倍の見通し、
四季報予想の0.5億円などを大きく上回る水準になっている。なお、本日は同社を含
め東証2部の低位材料株の大商いが目立っている。

雑貨屋BL<3331>:270円(同-64円)
大幅反落。通期の営業利益見通しを7.6億円から6.3億円へ、最終利益見通しを4.6億
円から2.1億円へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。消費低迷によって
売上高が伸び悩むほか、円高メリットが薄れることなどが背景となっているようだ。
なお、上期実績については、営業利益が5.8億円となり、従来予想の5.7億円に沿った
着地に。

エフティコミュ<2763>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。前期営業利益予想を7.5億円から11.6億円へ、最終利益予想を
3.5億円から9.1億円へと大幅に上方修正したことが好感されている。新たに開始した
LED蛍光灯のレンタル販売が好調に推移しているほか、OA機器やドコモショップ
携帯電話事業などの増収効果が寄与。上期業績の大幅な上振れによって上方修正期待
は高かったとみられるが、四季報予想の8億円を上回りポジティブなインパクトが強
まっている。《

ダイヤモンドD<3073>:391000円(同+70000円)
大幅反発で、ストップ高まで。前期営業利益は8.9億円となり、従来予想であった7.1
億円を上回る着地となった。また、今期営業利益は前期比56%増の13.9億円となり、
大幅増益見通しとなったことも好感されている。今期はブランディングやマーケティ
ング強化による集客力向上などを進めるほか、新規出店は12店舗を予定。四季報予想
であった11億円を上回り、想定以上の収益改善見通しにポジティブなインパクトが強
まっている。

ゲンダイAG<2411>:89400円(同+11400円)
大幅続伸。先週末に本決算を発表し、今期の配当見通しを前期の4000円から5500円へ
と大幅に引き上げたことが好感されている。先週末の終値を基にした予想配当利回り
は約7%となり、株主還元策の強化を前向きに評価へ。なお、今期の売上高は前期比
4%増の175億円、営業利益は同14%増の18億円と増収増益見通しとなっている。


エイブル&P<%%%3272%%%>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。1株580円でTOBを行い、MBOを実施すると発表しており、
TOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。TOB期間は本日から5月30日までと
なり、結果次第では上場廃止となる可能性がある。主力の賃貸事業が低迷するなか、
営業基盤の再構築などの抜本改革を実施していくために株式の非公開化が有効と判断
したようだ。

UBIC<2158>:8490円(同+190円)
買い先行。一部で、大量の電子メールなどのデータから裁判の証拠を探し出すのにか
かる時間を、従来の10分の1程度に短縮するソフトウエア技術を開発したと報じられ
たことが材料視されている。特許訴訟などで、相手よりも先に重要な証拠を提示でき
るようになり、日本語対応は初めてと。今後1年で20億円の増収を見込むとも伝わっ
ており、業績押し上げ要因として期待感が先行へ。

インフォテリア<3853>:274円(同+15円)
大幅続伸。前期営業利益予想を7000万円から1.8億円へ、最終利益予想を6500万円か
ら1.5億円へとそれぞれ大幅に上方修正したことが好感されている。売上高について
はほぼ予想通りであったものの、アンドロイド市場におけるマーケティング活動費な
どの投資を翌年度へ繰延べたことなどが利益押し上げ要因に。四季報予想の営業利益
は1.0億円が見込まれており、想定以上の上振れが前向きに評価されている。


KLab<3656>:730円(同-68円)
3日ぶり反落。上期営業利益は21億円となり、従来予想の20億円にほぼ沿った着地と
なったことで出尽くし感が意識されているようだ。足元では、「キャプテン翼」シリ
ーズや「恋してキャバ嬢」シリーズなどのソーシャルゲームの売り上げが引き続き、
順調に拡大しているようだ。同時に第3四半期までの業績予想を発表し、営業利益は
30億円となる見通しも発表しているが、ほぼ想定線との見方からインパクトは限定的
に。

楽天<4755>:88500円(同+900円)
しっかり。日本郵便と、国際ネット通販で提携すると報じられたことが材料視されて
いる。海外から日本の出店者の商品を買える同社の国際販売サイトで、自動的に国際
郵便の発送伝票や通関に必要な書類を作成する仕組みを作ると。商品を簡単に、安く
国際発送する仕組みを整えて事業拡大を目指す方針とのことで、協業に期待感が高ま
る格好に。

(フィスコ)

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