【成城中学校・成城高等学校】エンパワーメント・プログラムを先駆けて導入、グローバルリーダーを育成する

成城中学校・成城高等学校

エンパワーメント・プログラムを先駆けて導入、グローバルリーダーを育成する

著者・コラム紹介

陸軍士官学校の予備校として1885年に創立、リーダー育成の歴史と伝統を持つ男子校である。教育理念は、「知・仁・勇」を備えた人間力の高いリーダーを育成すること。文武両道の校風を受け継ぎながら、グローバル時代に対応する教育を展開している。

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栗原卯田子校長

 栗原卯田子校長が就任した5年前、1人の生徒が校長室を訪ねてきてこう言った。「校長先生、僕らを海外に連れていってくれますか?」。その一言がきっかけとなり、エンパワーメント・プログラムの導入を決意した、と栗原校長は振り返る。それまで成城になかった海外研修を、就任の年に導入するのは無理だが、前職の都立小石川中等教育学校校長時代の経験を生かした新たなプログラムを、成城に創ろうと思ったのだ。

 その生徒は、エンパワーメント・プログラムで刺激を受け、高2のときに日米交流団体であるジャパン・ソサエティーの“Junior Fellows Leadership Program”に応募、日本代表の一人に選ばれて、米国東海岸での約3週間のリーダーシップ研修に参加した。「うれしかったのは、その先輩の姿を見ていた後輩が昨年、同じJunior Fellowsに挑戦して日本代表に選ばれたこと。エンパワーメント・プログラムは5年たって、本校のグローバル教育の軸として根付いたと思います」(栗原校長)

 エンパワーメント・プログラムとは、英語で議論・企画・発表を行い自己確立を促す希望者対象の研修のこと。毎年夏にカリフォルニア大学から学生を招き、1日6時間・5日間の校内研修を実施する。生徒5人と学生1人でチームとなり、幅広いテーマについて英語でディスカッションとプレゼンテーションを行う。生徒たちはトップエリートの学ぶ姿勢を目の当たりにすることで、グローバルリーダーに不可欠な資質を学ぶのだ。

英語を数学と理科で学ぶ課外授業をスタート

数学と理科で英語を学ぶ課外授業「マリースクール」を試行導入。実験や数を使って英語を学んでいくこの授業は、「論理的思考を好む傾向がある男子の特性にも合っている」(栗原校長)

 同校の校訓は「自学自習」。伝統的に自主的な学習意欲を育てることに注力している。その象徴となるのが、新校舎の建設を機に復活させた「自修館」(自習室)。常駐するチューターが生徒たちの学習をサポートしてくれる。また探究力を育むため、各学年で多様な課題研究が行われている。さらに今年度からは英語塾「マリースクール」と提携して、数学と理科で英語を学ぶ課外授業をスタートするなど、実践的な英語力の獲得にも力を入れ始めた。

 勉強ばかりでなく部活動も盛んで、参加率は9割を超える。都心では珍しい広々とした人工芝のグラウンドも完備されている。90年以上続く伝統の「臨海学校」も健在で、高2が補助員として中1の修泳をサポート。後輩はその先輩に憧れながら次世代のリーダーに育ってゆくという良い循環ができている。

 来年度から高校募集を非募集とし、6カ年の中高完全一貫校へと移行中だ。「新しい大学入試では、高校での学業だけでなく活動のプロセスを含めて評価されるようになります。そのためには中学でしっかりと土台をつくっておくことが必要。基礎学力をスパイラルに積み上げながら、さまざまなことにチャレンジする機会を与えていきたいと考えています」(栗原校長)。


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学校データ

成城中学校・成城高等学校

最寄駅
都営地下鉄大江戸線「牛込柳町」

所在地
〒162-8670
東京都新宿区原町3-87

TEL
03-3341-6141~4

URL
http://www.seijogakko.ed.jp/

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