【神奈川学園中学校・高等学校】人や社会との出会いを大切に、自ら判断し自立できる力を持つ女性を育成

神奈川学園中学校・高等学校

人や社会との出会いを大切に、
自ら判断し自立できる力を持つ女性を育成

著者・コラム紹介

横浜の閑静な高台に立地する神奈川学園。女子校として長い歴史を持ち、2000年度からは、グローバル時代に対応する「21世紀教育プラン」を導入。今年度は同校で初となる女性校長も誕生し、社会で活躍する女性の育成をさらに促進している。

神奈川学園中学校・
高等学校
大石圭子校長神奈川学園中学校・ 高等学校 大石圭子校長

 1914年に創立された神奈川学園。創立者は、女性が社会で活躍することをいち早く予見、「人と交わること、社会に立つこと」を大切にする教育を目指した。その理念は今も同校の教育の原点にある。

 「ジェンダーギャップという言葉があるように、女性は社会に出ると、現代でも『マイノリティー』な存在です。その中で、グローバルな視野を持ちながら、自分で判断する力、自立できる力を付けさせることが、本校の役割だと考えています」

 そう語るのは、今年度、同校初の女性校長となった大石圭子校長である。

 同校ではその理念を実現するため、2000年度から「21世紀教育プラン」を導入している。これは“人と出会い、社会と出会う”ことを大切に考えるカリキュラムで、多角的な視点や、論理的思考力を育てる取り組みとして、国内フィールドワーク(FW)を実施している。FWは3泊4日の研修行事で、沖縄、水俣、四万十川、奈良・京都、岩手・宮城の5方面に分かれて事前学習を行い、現代日本が抱える課題と向き合う。

答えの出ない課題に
生徒一人一人が向き合う

 例えば岩手・宮城(岩手県大槌町)を訪れたある生徒は “震災遺構を残すことは震災復興につながるのか”というテーマのレポートを書いた。同町では津波の被害に遭った町役場を遺構として残すかどうかという議論があり、その生徒は“つらいから見たくない”“記録として後世に残すべき”という両者の意見を聞いて悩みながら、「遺構が全て復興につながるわけではない」という結論に達したという。

 「ただし彼女は、遺構を残したい人も残したくない人も、震災のことを後世に伝えたい気持ちは同じだということに気付き、自分の役割はそれを伝えることにあり、またさまざまな立場の人たちの心を感じることが人間の豊かさにつながる、と主張していました。このように、簡単に答えの出ない課題に生徒一人一人が向き合い、深い学びや気付きが可能になるのが、FWの優れた点なのです」(大石校長)

岩手・宮城方面へのフィールドワークの様子。ワークショップでは、「大槌町役場を震災遺構として残すかどうか」などについて、実際の体験談を聞きながら考えた岩手・宮城方面へのフィールドワークの様子。ワークショップでは、「大槌町役場を震災遺構として残すかどうか」などについて、実際の体験談を聞きながら考えた

 「21世紀教育プラン」ではまた、海外研修や英語4技能の育成、SGHアソシエイトとしての活動にも力を入れている。多文化共生をテーマに中3で行われる海外研修(オセアニア地方)は全員参加、現地校への訪問や1家庭1人のホームステイ体験を通して、多文化共生を肌で感じてゆく。英語教育に関しては、中3の4分の3が英検準2級、高3では半数以上が英検2級以上を取得する。アクティブラーニングも全学的に展開し、基礎力を築いた上で、数学や理科での反転授業、英会話の少人数授業なども開始している。

 「2人担任制」を採用するなど、面倒見の良い学校として知られる神奈川学園。「穏やかで落ち着いた生徒が多い」とは大石校長の生徒評。人と交わり社会に立つべく自立に向かう娘を、安心して任せられる女子校である。


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学校データ

神奈川学園中学校・高等学校

最寄駅
JR・東急東横線・京急本線・相鉄本線・
横浜高速鉄道みなとみらい線・横浜市営地下鉄線「横浜」、
東急東横線「反町」

所在地
〒221-0844
神奈川県横浜市神奈川区沢渡18

TEL
045-311-2961(代表)

URL
http://www.kanagawa-kgs.ac.jp/

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