(3)消極的な表現で印象を落とす

文末の表現の仕方や、ちょっとした言葉の使い方で答案の印象が大きく変わってくることがあります。
たとえば、答案末尾の「締めの文」で比較してみましょう。

【文例1】
私は管理職として、今後これらの職場の課題に取り組んでいきたいと考えている。

【文例2】
私は管理職として、今後これらの職場の課題解決に意欲的に取り組み、会社の発展のため全力で貢献する決意である。

これだけで印象が変わるはずです。

「言いまわしを変えただけではないか」と言われればその通りですが、それで印象が変わるならそうすべきです。特に、答案の締めの部分は読み終わった後の印象を左右するので、これくらいしっかりとアピールして書きます。

昇進試験は自分の意欲や熱意を売り込むための場です。にもかかわらず、遠慮がちな言葉で書く人が少なくないのです。こういう場面で謙遜しても、何もプラスはなりません。

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