今後、結婚式がどのように変化していくのかは注目だが、「ナシ婚」夫婦が増えることで、日本人の結婚観がどのように変わっていくのか。結婚が家族同士、もしくは社会から認知された公のものから、当人同士のプライベートのものへと変化するトレンドが加速するのか。こちらの方も、注意深く見守っていく必要がありそうだ。


● ロス婚の福音

 筆者の周りの友人たちを見ても、結婚式に積極的なカップルは少ない。式は挙げず、友人同士のパーティを開き、DJやライブを楽しみながら結婚を祝うスタイルが浸透しつつある。

 ただ、連載第9回で取材した「離婚式」では、あえて関係者の前で離婚を宣言することで、新しい一歩を進むことができると考えて挙行する夫婦もいるという。

「新しい船出」をどのように演出するかは自由だが、婚姻届を出すだけのそっけないものになるよりは、結婚式というセレモニーを行なって、1つの区切りをつけた方がいいという考えは当然ある。

親や世間体を気にし過ぎず、
ひとまず結婚してしまうのも手

 しかし、「結婚式の資金がない」ことが結婚を妨げる要因になってしまっているとしたら、これも考えものだ。親や世間体を気にせずに、ひとまず入籍してしまった方がよいこともあるだろう。それが理由で婚期を逃すことほど、馬鹿らしいことはない。

 規模や形式に囚われず、できる範囲のセレモニーを行なうことが、現代流なのだろうか。