◆「運を閉じる」人には特徴がある
◇運を逃す人は出会いを無駄にする

 運を逃す人は出会いを無駄にしている。あるインディーズバンドは、プロデューサーやレコード会社の関係者と知り合いになれば芸能界で活躍できると思いこみ、人脈作りに奔走していた。しかし、そのバンドのことを気に入っているレコード会社の部長が見にきたライブでは、いまいちの出来だった。これにより「売れない」と判断されてしまった。

「出会いを大切にする」というのは、特別な人と会うことではない。どんな出会いがいつあってもいいように、常にベストパフォーマンスを実践することだ。出会いはいくらでも転がっているわけで、一心不乱に技術を磨き、ベストを尽くしていれば、誰かが見つけてくれる。そしてチャンスが舞い降り、道が開くのだ。

◇「なんでもよい人」は運を逃す

 自分で決めるのが嫌で「なんでもいい」を連発する人は、運を逃す。物事を決定する際には、考えて判断するエネルギーが必要で、決断に対する責任を負うこととなる。責任を負いたくない人は、相手に気を使うふりをして「なんでもいい」を連発するが、これは単なる「面倒くさい病」にすぎない。彼らは決断に失敗した場合の糾弾から逃れているのである。しかし、運が訪れる人は、努力や責任から逃げない約束をした人だと心に留めたい。

◆運を開くヒントは「渦巻き思考」
◇現代の開運OS=「渦巻き思考」

 運に関する数々の事例から導き出された、「開運OS」とも呼ぶべき思考法がある。その名も「渦巻き思考」。これは単なる精神論や神頼み的なアプローチではない。この思考法を頭にインストールすれば、運は確実に開く。

 これまで世の中を変えた革命が3つある。農業革命、産業革命、そして情報革命だ。産業革命によってもたらされたのは「エクセル的な考え方」である。エクセル上では、あらゆる物事が仕切られ、区切られ、整然と分類されている。セルの区切りは絶対的で「遊び」はない。また、行と列が際限なく伸びていくのもエクセルの特徴だ。これは、労働者が多いほど、労働時間が長いほど生産量が増え、規模の拡大が絶対的な善とされた、産業革命の思想とそっくりである。

 規則の遵守を重要視するエクセル思考は、もはや完全に時代遅れだ。あらゆる物事が予定通りにいかない現代、計画外の突発的な事態に対応できないと、不都合を強いられることになる。

 一方、情報革命後の現代に適しているのは、「渦巻き思考」だ。渦とは、常に水が流れ込んだり流れ出たりしている「状態」を指す。外界に対して常にオープンで、一見無価値に見えるものも広い心でとり込んでいく。だから、不測の事態にもフレキシブルに対応できる。運を切り開くには、自分が渦になること、渦巻き思考をOSとしてインストールすることが欠かせない。