東京・世田谷に自宅併用アパートを新築。月々8万円の返済だけで自宅+賃貸1室をゲット!(中村義仁さん)

【第3回】2012年4月26日公開(2022年8月12日更新)
ザイ編集部

都心の人気住宅地の駅から近い場所に、戸建てのマイホームを建てる! そんな大きな夢を、自宅と賃貸併用の住宅で叶えたのが、中村義仁さんだ。その手法とは?

投資経験を積んで都心の人気エリアを狙う

中村義仁さん 東京都八王子市出身の現役サラリーマン。サラリーマン大家さんだった父の背中を見て育ち、自身も不動産投資をスタート。競売でマンションを落札して3年後に売却。中古アパートを購入し2年間運用した。いずれも着実に利益を出した。東京・世田谷の人気エリアにアパートを建てたうえに、マイホームを賃貸住宅併用という離れ業で実現した。

 中村さんが指さす物件は、東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩5分という好立地のマイホームだ。

 住環境に定評ある垂涎の地に、普通のサラリーマンがマイホームを建てた。しかも、住宅ローンの返済の半分以上は家賃でまかなえる! こんなウマイ話を実現できたのは、緻密な計画と地道な取組みの成果だ。

 とはいえ、道は険しかった。

 マンションの1室を競売で落札して大家となったが、地方中古アパートは苦労の連続。

 だが、転んでもタダでは起きず、都心に狙いを定めて不動産投資戦略を変更した。これがマイホームへの第一歩となった。

半分強を自宅にして住宅ローンを利用

 人気住宅地の世田谷で、しかも駅から徒歩圏となれば、もちろん地価は高い。「でも、割安な土地が存在するんです」と中村さんは明かす。目を付けたのは“ワケあり地”だ。

 「クルマの通れる公道に面した部分が狭い旗竿地や傾斜地、行き止まりの土地(どんつき)、イレギュラーな形状の土地などは、坪単価がかなり低くなります。そんな土地でも、家は建つんだから利用の仕方次第です」と、割り切った考え方を教えてくれた。

 確かに、駒沢の物件も前面の私道は坂道で、行き止まりになっている。段差もあって、もちろんクルマは通れない。でも、大通りからはたったの20歩。言われてみなければ、不便さなど感じない。

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住宅ローンを使える賃貸物件とは?

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