ベンチャー企業や外資系企業でしばしば行われているのが、スタンディング・ミーティング。その名の通り立ったまま会議を行うことで、メンバーの集中力が高まり、座っているときよりも創造的なアイデアが出やすいといわれている。大手メーカーでサラリーマンとして働く傍ら、多数のビジネス書を出版する金田博之氏も、会議は当然スタンディング・ミーティングだという。生産性が上がるスタンディング・ミーティングのコツを聞いた。(清談社 島野美穂)

スタンディング・ミーティングに
速攻で慣れる裏技とは?

スタンディング・ミーティングには利点がいっぱいあります座って行う会議の最大のデメリットは「眠くなること」。その点、スタンディング・ミーティングは慣れれば集中して短時間で話し合える、優れた方法だ Photo:PIXTA

「まず、会議の時間ですが、基本的には朝イチで行うようにしています。日中はアポイントなど成果に直結する外回りが主になってくるので、私の場合は、全体で集まれる出社直後に会議の時間を取るようにしています」

 朝一番の会議に、モチベーションが上がるような会話を取り入れることで、午後からの営業も活発化するメリットがあるのだという。この朝イチ会議は、もちろんスタンディングで行われるが、立ちながらの会議は慣れていないと案外難しい。

「実際にやってみるとわかると思うのですが、着席型の会議に慣れている場合、いざ立って会議をすると、なかなか集中できないものです。もちろん、回数を重ねていくごとに慣れていきますが、それよりも手っ取り早くスタンディング・ミーティングに慣れる方法があります。ホワイトボードです」

 金田氏がスタンディング・ミーティングで必ず用いるのがホワイトボード。場合によってはプロジェクターを使ってPC画面を映すこともあるという。見るべき対象を作ることで、メンバーの視点が一点に集中し、ミーティングがスムーズに進むようになるのだという。

「『なんだ、そんなことか』と思うかもしれません。ですが面白いことに、人はホワイトボードがあるだけで、そちらに向かって立つんです。不思議ですよ、あれは本当に」

 黒板に向かって座るという義務教育時の習性が、意外と役に立つのだ。