タッチパネルを指でタップ(軽く触れる)して、フリック(軽くなぞる)、ドラッグ(タッチしたままなぞって指を離す)するスマホユーザーの姿は格好よく見えるもの。

 一方で、古典的な携帯電話を机に置いておくと、「いつになったら買い替えるのですか?」などと時代遅れな人のように揶揄されることがあります。

 そんなスマホ隆盛の今、“時代遅れ”呼ばわりされるガラパゴス携帯(ガラケー)ユーザーたちは、スマホやスマホユーザーにどんな感情を抱いているのでしょうか。今回は、職場で起きているスマホ派とガラケー派の対立から、ガラケー派の心情や言い分をご紹介します。

会議中なのにスマホを触る若手社員も!
20代女性の普及率は54.2%に急増中

 街を歩いたり、電車に乗っていると、スマホを触っているビジネスパーソンによく遭遇します。というか、スマホユーザーしか見かけなくなった気さえしませんか?

 スマホ、正式名称スマートフォンは、インターネットとの親和性が高く、パソコンの機能をベースとして作られた多機能携帯電話のこと。世界における出荷台数はパソコンを抜き、日本国内でも携帯電話全体に占めるスマートフォンの比率が急速に上昇しています。つい最近まで、携帯=フィーチャーフォン(ガラケー)が主力でしたから、これは劇的な変化と言えます。

 総合商社に勤務するDさん(25歳)は、お気に入りのスマホをいつも触っているタイプ。新しいアプリを探したり、メールのチェックに勤しむ毎日です。

 ただ、会議中でも机の上において操作しているので、上司から、

「会議中にスマホの操作は禁止だ」

と注意される始末。それでも普段は肌身離さずスマホをもっているので、

「スマホと付き合っているじゃないの?」

 とまで言われています。それだけスマホには魅力があるでしょう。