「仕事ができる人」のメールの秘密写真はイメージです Photo:PIXTA

拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。この第55回の講義では、「技術」に焦点を当て、拙著『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(光文社新書)において述べたテーマを取り上げよう。

「仕事ができる人」のメールの秘密

 前回「仕事ができる人」になりたいと思うならば、まず、自分の中に「様々な人格」を育て、それらの「様々な人格」を意識的に切り替えながら、仕事に取り組むという修業をするべきと述べた。

 実際、一流のプロフェッショナルは、分野を問わず、職業を問わず、この「多重人格のマネジメント」を、無意識に、自然体で行っている

 では、そうした「多重人格のマネジメント」の能力を身につけるためには、日々の仕事の中で、どのような修業をすればよいのか。