ユニクロのロゴ10月11日、ファーストリテイリングが中国事業について強気の戦略を崩していない。写真はユニクロのロゴ、北京市内で2014年5月撮影(2018年 ロイター/Petar Kujundzic)

[東京 11日 ロイター] - ファーストリテイリングが中国事業について強気の戦略を崩していない。2018年8月期の台湾、香港を含めた「グレーターチャイナ」の売上高は前年比26.9%増の4398億円、営業利益は同47.1%増の737億円と大きく伸びた。中国景気減速の影響が懸念される今期も大幅な増収増益を見込んでいる。

「中国や東南アジアはまだ出店によって伸ばしていく余地がある」。岡崎健グループ上席執行役員・CFO(最高財務責任者)は11日の決算会見でこう述べ、中国での事業拡大に自信を示した。

 ユニクロが中国で伸びているのは、ブランドの浸透に加え、地域に合わせた商品投入などきめ細かい販売施策がうまく機能していることが背景にある。同社はグレーターチャイナで年間100店舗の出店を計画しており、今期もこのペースを維持する方針だ。

 しかし、ここにきて中国は景気減速が鮮明になっている。1─8月の固定資産投資は前年同期比5.3%増と、伸びが過去最低だった1─7月から一段と鈍化した。政府はここ数ヵ月、道路や鉄道などのインフラ事業の承認を加速しているが、減速に歯止めをかけるまでには至っていない。