実は、現在出回っている小松菜は青梗菜を掛け合わせたもので、江戸時代に食べられていたものとは少し違います。

 当時の小松菜は今より柔らかく、傷みやすかったそうです。

小松菜玉子とじ
【材料】小松菜…1束/卵…2個/胡麻油…大さじ1/塩…小さじ1/3/醤油…小さじ1/3
【作り方】 ①小松菜は3~4cm幅に切り、卵は塩を入れてよく溶きほぐしておく。②フライパンにごま油を熱し、強火で小松菜を炒め、軽く塩を振る。③溶き卵を加えてよくかき混ぜながら炒め、仕上げに醤油を回し入れて一混ぜする。

 

 今の小松菜は、湿らせて新聞紙に包んで冷蔵保存すれば、2~3日は持ちますが、一日置くとビタミンCが30%消失してしまうため、買った日に使い切るか、その日のうちに硬めに茹でて、使いやすい長さにカットし、冷凍保存することをお勧めします。

 吉宗が命名してから約百年後、江戸後期に書かれた『新編武蔵風土記稿』の中に、「菜は東葛西領小松川辺の産を佳作とする。世に小松菜と称せり」とあります。

 数ある青菜の中で、いかに小松菜の人気が高かったかが伺える資料です。

 栄養素の面でも、ほうれん草に勝るとも劣らない小松菜を、一年中おいしくいただきたいものです。

小松菜おろし和え
【材料】小松菜…1束/大根…5cm幅/醤油…大さじ1/柑橘系のしぼり汁…小さじ1
【作り方】①小松菜は5cm幅に切り、塩を入れて沸騰させた湯に茎の方から順に入れ、5分程度茹でたら冷水にさらして水気を切る。②大根は皮を剥いてすりおろし、水気を絞る。③1と2と、醤油と柑橘系の汁をかけてざっくりと和える。