1. 党首辞任の決定でどんな影響があるか  18年にわたるメルケル氏の党首職に終止符が打たれる。首相としては、任期満了となる2021年まで現在の連立政府で続投したいと考えている。  退陣の時期が早まる可能性もある。その場合、大統領が解散総選挙を求める必要はなく、下院が投票で次の首相を選ぶことができる。  影響力が強い党首の座を降りれば、メルケル氏の政治的求心力は弱まる可能性がある。