――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト ***  今年4月、米議会下院の公聴会では55人の議員がフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)にプライバシー保護をめぐる懸念やユーザーデータの流出について質問をぶつけた。中間選挙直前には、この55人のうち約3分の2が選挙資金を投じてフェイスブックに広告を掲載していた。  政治家は党派に関わらず、投票に行きそうな人や献金してくれそうな人をフェイスブック上で絞り込み、熱心に広告を打っている。