サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は野心的な社会改革を推し進める一方、反対意見を断固として許すなとも命じていた。反体制派取り締まりの指揮を執っていたのが、皇太子の側近中の側近サウード・カハタニ氏だ。同氏は反体制派ジャーナリストのジャマル・カショギ氏殺害に関与したとされている。  カハタニ氏の職務内容に詳しい人々によると、同氏はカショギ氏を標的とした今回の事件に密接に関与していたという。