現在の強気相場に入って9年と7カ月と4週間が過ぎ、一部の投資家は弱気相場が近いのかどうかと考えている。  2009年に強気相場が始まって以来、S&P500種株価指数は305%上昇している。株価上昇をけん引してきたのは堅調な企業利益だ。投資家も、そうした利益に対して高めのプレミアムを惜しまなかった。それは株価収益率(PER)の上昇に表れている。  相場の転換点は1つの指標だけでは予想できない。