誕生から10年を迎えたビットコイン11月6日、誕生から10年を迎えたビットコインのボラティリティーは約2年ぶりの低さで、むしろ最近では米国株の方が振れは大きい。6月台北で撮影(2018年 ロイター/Tyrone Siu)

[ロンドン 6日 ロイター] - 先週で誕生から10年を迎えた仮想通貨ビットコインは昨年、1300%も跳ね上がって12月には過去最高値の約2万ドルを記録した。今年に入ってからは一時70%安となる場面もあったが、9月以降は比較的落ち着いている。

 実際、ビットコインのボラティリティーは約2年ぶりの低さで、むしろ最近では米国株の方が振れは大きい。

 週間ベースで見ると、ビットコインのボラティリティーは、まだ世界の注目を集める前のニッチ(隙間)資産だった2016年末以降の最低水準になろうとしている。

 これまではビットコインと言えばボラティリティーの大きさが主たる特徴で、それが主流資産クラスに加わる上で障害となってきた。大半の主要機関投資家は予測可能なやり方で価値を保存できるかどうか疑問を持ち、今も距離を置いたままだ。また世界の規制当局はビットコインに手を出している個人投資家に対して、価格の不安定さを理由に警鐘を鳴らしてきた。

 ボラティリティーゆえに、ビットコインは本来の目的だった決済手段としても普及していない。

 一方ビットコインの落ち着きと対照的に、S&P総合500種のボラティリティーは9月終盤以降上がり続け、7ヵ月ぶりの高水準に迫っている。米国株投資家は連邦準備理事会(FRB)の利上げや世界的な貿易摩擦と保護主義に対する懸念を深めている。

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