初搭載車をマツダ3にした理由については「(乗用車の)マツダ3のセグメントは(スポーツ多目的車=SUVの)『CX-5』のセグメントに次ぐ大きさ」で、乗用車の需要は落ちてきているが、「絶対量としては大きい」と指摘。「マツダ3のアーキテクチャー(車体構造)を使ったSUVも遠くない将来に投入する。順番にはあまりこだわっていない」という。マツダ3のセグメントは初めて車を買う人が多く、「そういう人たちにマツダを理解してもらう。経験してもらいたい」とも語った。

 スカイアクティブXのトヨタへの技術提供の可能性については「スカイアクティブはマツダの独自性。ここは競争領域。技術的興味は持たれているが、提供は考えていない」と否定した。マツダとトヨタ自動車はEVの基幹技術などで提携している。

 マツダは10月、2030年にはすべての車に電動化技術を搭載するとの方針を表明。同年の車両構成比はBEVとロータリーエンジンによるEVで5%、電動化技術搭載の内燃機関車は95%を想定する。この95%のうち、丸本社長はプラグインハイブリッド車は少しで、「大部分はマイルドハイブリッド車」との認識を示した。

 スカイアクティブXは、ガソリン燃料をディーゼルの燃焼方式で燃やす。ガソリンの出力の強さとディーゼルの燃費の良さを融合しており、燃費は同社の従来のガソリンエンジンより約3割向上する。

(白木真紀、田実直美)

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