そして、もう一つの要因が「国民性による性格の違い」(航空業界関係者)にありそうだ。1円であれば、たとえ当日行けなくなったとしても、損をするのはたったの1円である。ジェットスター・ジャパンの今回のキャンペーンでは手数料が200円かかったため、キャンセル時の実質的な費用負担は201円になるが、それでも微々たるもの。

 ならばとりあえず座席を押さえてしまえばいいものを、生真面目にも期間中の自身の予定などを確認しているうちに、キャンペーン時間が終わってしまったようなのだ。オーストラリア人の感覚からすれば、日本人は馬鹿正直すぎるかもしれない。

 とはいえ、多くの日本人ユーザーにとっては初めての体験。LCCはイベントが大好きで、さまざまなキャンペーンを仕掛けてくる。

 利用者のほうも、こうしたLCCの手法に慣れて賢く対応すれば、お得にチケットを入手できるチャンスが格段に広がりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

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