――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ドナルド・トランプ米大統領の外交政策は、2つの段階を経過した。第1段階は控えめだったが、第2段階はより波乱に満ちたものだった。そして、最も決定的なものとなり得る第3段階が今、形成されようとしている。  トランプ氏は大統領就任1年目には、主流派のアドバイザーらの判断に従う傾向を見せ、国際舞台で慎重に振る舞った。