日産自動車のカルロス・ゴーン会長と共に逮捕されたグレッグ・ケリー代表取締役。2012年には同社で初の米国人代表取締役となったが、社外ではほとんど無名の存在だった。  だが同社の元幹部らによると、ケリー氏は約30年にわたる日産生活で、社内ではよく知られる存在になった。特に過去10年は、最高経営責任者(CEO)を15年超にわたり務めたゴーン氏の側近として知られていた。  日本の検察当局は、ゴーン氏が2015年3月期までの5年間について有価証券報告書に報酬を過少に記載した際、ケリー氏が手を貸したとみている。