子どもがのびのびできる環境で
子育てをしたかった

 移住前の新里さんが家族で住む自宅は、大阪市東淀川区の住宅密集地にあるマンションの1室だった。

「集合住宅ですからね。とにかく周りに迷惑をかけないことが最優先事項でした。家でも走り回りたい子どもには窮屈だったでしょうね」(新里さん)

 小学校3年生の長女は人に気を使いすぎる引っ込み思案な子だったという。しかし霧島に移住してからはのびのびと自分を表現する性格になっていった。

「1年生から6年生まで全校生徒30人の小学校ですからね。先生も一人ひとりの生徒に目がいくのでしょう。皆仲が良くて、この環境には感謝しています」(新里さん)

 子育てしやすい環境というのは若い移住希望ファミリーには非常に大切なことだ。新里さんは仕事の環境、子育ての環境両方のメリットをじっくりと考えて、この霧島市に移住して来たのだ。

 新里さんは最後に力強くこれからの目標を語ってくれた。

「ド田舎に住んで家族との時間を大事にしながら、最先端の仕事をしていきたい。ド田舎からでも世界を相手にできるということを、世に示していきたいですね」

 では行政側がアピールしする、霧島市の魅力はどういったものなのだろうか?霧島市役所商工観光部霧島PR課の亀石和孝さんに聞いてみた。

「まずは自然豊かな地域と都市部のバランスのよさです。中山間部でも、車で10分で都市部まで行ける場所もあります。都市部にはショッピングセンター、大きな病院など生活に必要なものは揃っているので、中山間部にいながらも生活が不便になるということがないのです」(亀石さん)

 中山間部は、車なら飛行場にも都市部にもアクセスがよい。