次に違うのは、「国への期待感」です。家族のため、そして社会・国のために役に立ち、発展させたいという意識を強く感じますし、そう口にもします。発展途上国らしいですね(「この国は汚職が多くて困る」とも言ってますけどね)。

 そんな彼らが日本企業を受けて日本に行ってみようと思う動機は、これは中国と同様ですね。

・日本が好き(子どものころからアニメを見ている)
・日本人の仕事ぶりは勤勉で、そういうところで仕事経験したい
・日本企業は技術力があるので、学びたい
・海外での経験は自分のキャリアに役立つ

 このあたりです。

 いや、まったく日本のアニメはすごいですね。浸透力と日本への吸引力を持っていますね。それと日本の企業文化・日本人の仕事姿勢に対する高い評判もまだ健在です。ありがたいことだなとつくづく思います。

日本は就職難ではなく
海外で働こうとする人がいないだけ

 今回は、2社で予定を超えて5名採用することになりました。日本で3年ほど経験して、その後、現地法人の中心人物になってもらう、将来の社長候補・経営幹部候補が採用できました。

 AHRPで発掘し、面接を重ねて選んだ現地のエリート学生が、「日本で学び、そして何年か後に国に戻り、企業と国の発展に貢献したい」という動機を持って面接に来るんですから、両社とも「日本で会う新卒とレベルが違う」という感想を持つのは当然ですね。

 海外進出を考えていて、海外でのビジネス立ち上げの仕事が待っているのに、地方の中小企業には、「海外で暴れてやろう」という野心や意欲を持った日本の学生は残念ながらなかなか入ってきません。現地で腰を落ち着けて、根を張ってやっていこうと手を上げる日本人社員も少ないと聞きます。日本人に仕事がないのではなく、やりたがる人がいないだけ。そんな、日本の就職難といわれる問題の本質をまたまた実感した採用でした。

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