米ファストフード大手マクドナルドは11日、牛肉への抗生物質の使用を世界的に減らす計画を明らかにした。今後2〜3年で実施する考えだが、他の肉類と比べるとハードルは高い。  牛肉から取り除くことができる抗生物質のうち、どの程度の量が人の健康に重要であるのかを2年かけて調べる。米国をはじめ、10大供給市場の食肉業者と連携して取り組む。  マクドナルドなど多くのファーストフードチェーンは、米国での鶏肉への抗生物質使用を既に中止しているが、マクドナルドはこの取り組みを世界中の市場に広げることを目指している。